骨盤底筋体操について  ー骨盤底筋リハビリテーションー

『骨盤底筋の障害』 女性の骨盤底筋は男性より脆弱な構造をしています。 更に妊娠・出産というイベントにより骨盤底筋が損傷しやすく、更年期ではエストロゲン減少により骨盤底筋の筋力も衰えやすいと言われています。また肥満や便秘による過剰な腹圧、加齢なども骨盤底筋障害を引き起こすリスク因子と言われており、これらの要因が組み合わさることで尿失禁や骨盤臓器脱といった症状が出現します。 最近では、間質性膀胱...

眉のアートメイクのいま・・・  ーLUNAメディカルビューティーセンターー

眉のアートメイクのいま・・・ 女性医療クリニックLUNAは、理事長である関口由紀医師を筆頭に「すべての女性を幸せにする」というコンセプトのクリニックでございます。 当院では、女性泌尿器科・婦人科・乳腺外科・皮膚科・美容皮膚科・形成外科に加え、骨盤底筋トレーニング【膣トレ】やパーソナルトレーニング・ダイエット専門外来、そして医療アートメイクというさまざまな女性のお悩みに対応できる専門科が備わっており...

パートナーとセックスができない…   ー女性性機能外来ー

これって未完成婚?挿入障害とは?ワギニスムスって何? 未完成婚という言葉をご存知でしょうか?婚姻関係にありながらいまだ挿入を伴う性行為にいたらない夫婦を表します。このような状態の夫婦がどのくらいの数いるのかというデータはありませんが、性相談外来にいらっしゃる方の相談内容のなかでは最も多いといってもいい相談内容です。 未完成婚の原因は、女性側では女性器の奇形、腟攣縮、性欲/興奮障害、感染症や腫瘍...

男性の骨盤底筋   ー骨盤底筋リハビリテーションー

近年、女性の骨盤底に対する認識が高まってきており、女性向け情報誌などにも「骨盤底筋」の特集も見られるようになってきました。 では、男性はどうでしょう?男性に骨盤底筋はないのでしょうか? もちろん、男性にも骨盤底筋はあります。 女性医療クリニックLUNAネクストステージの骨盤底リハビリテーションでは女性を対象にしていますが、女性と男性との違いを知るために、先日開催された男性の骨盤底に関する研修会を受講...

GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)の症状改善に効果があるモナリザタッチが、なぜ腟・外陰の若返り術なのか? ー女性泌尿器科ー

2018年9月から女性医療クリニックLUNA 横浜元町、ネクストステージ、心斎橋の3クリニック全てで、モナリザタッチ®を受けられるようになりました。 モナリザタッチ®は、世界で最初に開発された、米国でも認可されている腟・外陰用フラクショナル炭酸ガスレーザー治療術です。美顔用のエネルギー照射技術を腟・外陰に転用する施術は、2010年ごろから米国で始まり、高周波、エルビウムレーザー、フラクシ...

大人女子の不正出血 -婦人科-

生殖年齢の女性は30〜40年間排卵して、その結果子宮内膜が厚くなり、これが剥がれて出血するという日常を繰り返すわけです。これを医学的には月経と呼び、通称は生理といいますね。 正常の月経は25〜35日くらいで定期的に膣から出血し、その出血量は月経1〜3日目までが量が多く、5〜6日で終了します。生殖年齢の最初と最後、つまり13〜20歳と45〜55歳くらいまでは月経に定...

尿失禁手術後の排尿困難と尿失禁手術の歴史 -女性泌尿器科-

20年前くらい前までは、尿失禁手術後の排尿困難は、当たり前のことでした。だって尿道が閉塞するように吊り上げていたんですから。尿失禁手術後の排尿困難が確率が減ったのは、2000年前後からです。 理由があります。 尿失禁手術のスタンダードが変わったからです。革新的な手術の名前は、TVT手術です。TV Tは、tension free vaginal tapeの略なんです。日本語に訳すと緊張をあ...

子宮脱や膀胱瘤の手術後に尿が漏れたら -女性泌尿器科-

最近子宮脱や膀胱瘤(以下骨盤臓器脱)の手術をしてくれる病院が増えてきました。 これまで骨盤臓器脱は、放置されていることが多かったので手術してくれる病院が増えてきているのは、本当にすばらしい医学の進歩です。その手術で、臓器下垂感がすっきりして生活の質が向上する患者さんが90%です。しかし残りの10%は、新たなことに悩まされることになります。 それが尿モレです。 骨盤臓器脱がある...

40歳を過ぎて、全身の関節が痛くなった貴方へ

私は、女性泌尿器科医として間質性膀胱炎/慢性骨盤痛症候群という疾患を長く診ています。この病気、膀胱の粘膜が弱くて常に頻尿や下腹部痛がある病気です。普通の泌尿器科医は、膀胱を診るのが好きで、膀胱の治療をするのが好きなので、膀胱鏡による診断や、膀胱鏡下での操作での治療が好きです。 一方私は、以前から漢方薬等の飲み薬の治療が好きだったり、女性医療にも積極的に関わっている...

女性検診を受けましょう

みなさん、検診受けてますか? 女性医療専門家である女性医療クリニックLUNA理事長関口由紀がすすめる “エイジングケアに必要な6要件” 1.血管を守る2.骨を守る3.うつ状態にならないように気をつける4.皮膚の老化を防ぐ5.筋肉量を維持する6.癌を早期に発見する のうち、日々の努力で最小限の女性ホルモンレベルを維持すると、1~5は維持できますが、6.癌を早期に発見するためには、検診が大切です...