鍼灸ってなに?なぜ効くの?
皆さんは鍼灸と聞いてどんな事を思い浮かべますか?
『痛い、怖い』『胡散臭い』『肩こりや腰痛』に効く。お灸は『熱くて臭い』年配の方だと『お仕置きの時に親にされて嫌なイメージがある』など割とマイナスのイメージが多く聞かれます。
鍼灸の近年の受療率は5.7%です。ちなみにあん摩指圧マッサージの受療率はと言うと15.5%と鍼灸より遥かに高い事が分かります。
鍼灸は整形外科疾患から麻痺やしびれ、慢性疼痛や精神的疾患、女性特有のお悩みまで幅広く治療できます。こちらでは鍼灸の良さを存分に知って頂きたく、鍼灸ってどんな事ができるの?をお話ししていきたいと思います。
鍼灸は「ツボを刺激する治療」と思われがちですが、実際には体の中でさまざまな生理的反応が起こっています。
では、鍼やお灸をすると、体の中では何が起きているのでしょうか。
👇身体の中でおきていること👇
① 血流が良くなるから、痛みやコリが和らぐ
鍼やお灸の刺激が皮膚や筋肉に加わると、脳がその刺激を感知し、血管を広げる指令を出します。
その結果、血流が良くなり、
•筋肉に溜まった疲労物質が流れやすくなる
•酸素や栄養がしっかり届く
ことで、肩こりや腰痛、重だるさが和らいでいきます。
「血の巡りが良くなる」という表現は、実際に体の中で起きている反応なのです。
② 神経に働きかけるから、痛みが軽く感じられる
鍼刺激は、皮膚や筋肉にある感覚神経を通じて脳へ伝わります。
このとき、脳内では
•エンドルフィン
•セロトニン
といった痛みを抑える物質が分泌されます。
これにより、痛みの信号が弱まり、「同じ痛みでも感じにくくなる」状態が作られます。
つまり鍼灸は、「痛いところを無理に抑える」のではなく、脳と神経の働きを使って痛みを調整している治療なのです。
③ 自律神経に作用するから、全身が整う
現代人の不調の多くは、自律神経の乱れが関係しています。
鍼灸刺激は、体表から自律神経の中枢へ伝わり、
•交感神経(緊張・活動)
•副交感神経(休息・回復)
このバランスを整える働きがあります。
その結果、
•寝つきが良くなる
•胃腸の調子が整う
•動悸や不安感が和らぐ
•疲れが抜けやすくなる
といった全身的な変化が現れます。
④ 体の「治る力」を引き出す治療
鍼灸は、外から何かを入れる治療ではありません。
体が本来持っている回復力・調整力にスイッチを入れる治療です。
だからこそ、
•原因が一つではない不調
•病院では異常がないと言われた症状
•慢性的に続く違和感
にも対応しやすいのです。
鍼灸はこんな方におすすめ
•痛みやコリを根本から改善したい
•ストレスや疲れが抜けない
•自律神経の乱れを感じている
•薬に頼りすぎず体を整えたい
鍼灸は、症状だけでなく「体全体」を診る治療です。
今ある不調だけでなく、これからの体調管理の一つとして、鍼灸を取り入れてみてはいかがでしょうか。次回は、こんな症状にも鍼灸って効果があるの?という内容をお伝えしたいと思います。鍼灸の効果は皆さんが思っているより多岐にわたりますよ!
2026.1.13
鍼灸あん摩指圧マッサージ師
Pfilates™認定 骨盤底筋エクササイズ指導者
堀江綾