診療施術について

YOKOHAMA MOTOMACH, LUNA Woman Medical Clinic have a good medical concept.Witch we are focusing 2 ideas. First. We have level of world standard of high women’s healthcare.Japanese women’s healthcare is fall behind to compare with America and EU, even close country by Korea and Taiwan.Second. ladies can participate freely with the self-help of medical practice, even don’t matter people who A patient, a doctor and co-medical.

難治性過活動膀胱による尿もれに対するボトックス®(A型ボツリヌス毒素)膀胱壁注射療法

2020年4月から難治性過活動膀胱による尿もれに対する画期的な治療法である、ボトックス®(A型ボツリヌス毒素)膀胱壁注射療法が健康保険適応になりました。

女性医療クリニックLUNAグループは、女性医療クリニックLUNAネクストステージ(横浜)と女性医療クリニックLUNA 心斎橋(大阪)両施設で、ボトックス®膀胱壁内注射療法を、既に自由診療で行ってきました。

今回この治療法が健康保険適応になったことで、より多くの患者さんに、お気軽にご利用いただけるようになりました。

過活動膀胱とは

膀胱に尿が十分に溜まっていないのに、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮する病気のことです。

尿意切迫感: 突然、我慢が出来ないほどの強い尿意がくる
頻尿: トイレに何度も行く
夜間頻尿: 夜間・就寝後もトイレに行く
切迫性尿失禁: トイレにたどり着く前に我慢ができず尿を漏らしてしまう

などの症状が出現します。

2003年の排尿機能学会の国内大規模調査で40歳以上の日本人の12.4%が過活動膀胱とされました。 この調査結果から、2020年現在では、国内の患者数は1,000万人を超えると推定されています。

過活動膀胱の治療

過活動膀胱による頻尿、尿失禁の治療として、抗コリン薬(ポラキス®、バップフォー®、ベシケア®、デトルシトール®、ネオキシテープ®、トビエース®、ウリトス®、ステーブラ®など)やβ3アドレナリン受容体作動薬(ベタニス®、ベオーバ®)などの薬物療法が広く行われています。しかしながら、内服治療の効果は約70~80%と言われており、さらに口内乾燥、便秘、残尿量増加、などの副作用のため飲み薬を継続できない場合があります。

当院では、内服治療の効果を上げるために、理学療法士による骨盤底リハビリテーションやトレーナーによる骨盤底を中心とした体幹トレーニング(PfilatesTM(ピフィラティス))を積極的に導入しています。

さらに理学療法士やトレーナーによる生活習慣や食事・飲水等の指導を含む行動療法を行っています。

しかし運動もして生活習慣も改善して、しっかり内服治療をしても、尿もれの症状が満足いくまで改善しない重度の過活動膀胱患者さんがおられます。

このような重症の過活動膀胱患者さんに、2020年に保険適応になったのが、ボトックス®膀胱壁注射治療です。

ボトックス®膀胱壁内注射療法とはどんな治療

「ボトックス®膀胱壁内注射療法」は膀胱内を観察する内視鏡である膀胱鏡を用いて異常な収縮が生じている膀胱の壁内(筋肉)にA型ボツリヌス毒素を注射する治療です。原則的には膀胱局所麻酔で行ないますが、当院では、さらに痛み止めを希望する方には、短期間で覚める笑気麻酔等を併用する場合もあります。そして膀胱の筋肉に専用の注射針でボトックス®を、100単位 20箇所に分けて注入します。手術時間は10~20分程度です。外来診療で、通常クリニック内の滞在時間は、2~3時間程度です。施術後は、自分で排尿ができることを確認した後、帰宅になります。

治療効果

効果は通常、治療後2~3日であらわれ、4~8ヵ月にわたって持続します。さらにボトックス®膀胱壁内注射療法後は、内服治療の効果が高まるので、施術後8~12か月は、内服治療を併用し、ボトックス®膀胱壁内注射療法を行うのは、1年に1回程度になります。しかし効果が不十分な場合、または薬の効果が弱まり症状が再発した場合は、希望があれば前回投与より3ヶ月経っていれば再投与が可能です。

高い有効性と安全性から、日本を含む世界90各国以上で普及している治療法

顏のしわとり治療として有名なボトックス®ですが、日本を含む世界90か国以上で、まぶたや顔面のけいれん、首や手足の姿勢異常、腋窩多汗症、斜視などに対して治療薬として用いられています。膀胱壁内注射治療は2000年に初めて海外で報告され、その高い有効性と安全性から欧米を中心に普及している治療法です。ボトックス®は膀胱壁内に注入することで、膀胱の神経に結合し、筋弛緩作用(筋肉を緩める作用)を示し、過活動膀胱による種々の症状を改善します。

副作用について

下記の主な副作用が出現することがあります(頻度は国内での過活動膀胱患者を対象とした臨床試験総症例232人中25%に副作用が出ました)

尿路感染症(7%程度)

手術後は、抗菌薬を処方します。しかしまれに、尿の出口から細菌が膀胱内に侵入することで膀胱炎、腎盂腎炎などが生じることがあります。尿がにごる、頻尿、排尿時痛、血尿、発熱、悪寒などの症状が出現した場合は、クリニックにすぐに連絡してください。

排尿トラブル(排尿、残尿の増加、尿閉)
尿を全部出しきれず、膀胱内に尿がたまってしまう副作用です。当院では、特に高齢者に少数発生しています。ですので、施術後は、残尿量を毎回測定させていただきます。残尿量が多くなった場合は、改善するまで自分で尿道にカテーテルを挿入して尿を採る自己導尿を指導させていただく場合があります。
肉眼的血尿(2%程度)

膀胱内に薬を注射することで、一時的に血尿がでる場合があります。通常数日で治まります。極めてまれに血尿がひどい場合、内視鏡で止血する必要があります。

薬によるアレルギー反応(1%以下)

どんな薬剤にもアレルギーはありますが、ボトックス®によると考えられるアレルギー症状(吐き気、蕁麻疹、発疹、気分不快、呼吸困難)などの副作用が出現した場合は、アナフィラキシーショックと考えて治療を行います、状況により転院・入院していただく場合があります。

以下の方はボトックス®膀胱壁注射療法を受けることはできません
  • ・尿路感染症にかかっている方
  • ・尿を出し切れない重度の症状があるのに、自己導尿を行っていない方
  • ・全身性の筋力低下を起こす病気(重症筋無力症、ランバート・ イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症など)がある方0
  • ・妊娠中あるいは授乳中の方、妊娠している可能性のある方
  • ・ボトックス治療を受け、発疹などのアレルギーを生じることがわかっている方
  • ・自己導尿が必要になった場合に、導尿の実施に同意いただけない方
ボトックス®(A型ボツリヌス毒素)膀胱壁注射療法施術実績
年度 自費(件数) 治験(件数)
2012 2 0
2013 1 0
2014 0 0
2015 2 0
2016 0 44
2017 6 0
2018 3 0
2019 1 0
2020 4月より保険診療

当院は、ボトックス®膀胱壁注射治療を日本でいち早く自由診療として導入し、さらに臨床治験においても多くの症例エントリーを行った、日本国内では症例数の多い施設です。

過活動膀胱は、女性の生活の質を大きく落とす重大な病気です。お困りの方は、是非ご連絡ください。

また治療に困っている患者さまを治療中のクリニックの先生方のご連絡もお待ちしております。

2020年4月1日
女性医療クリニックLUNAグループ理事長関口由紀